生活記録帖

ゆるく、機嫌のいい生活の記録 

1か月間の旅に必要なものリスト

学生のころリゾートバイトにはまっていました。

 

山の方、海の方、温泉地…ペンション、旅館、喫茶店、プチホテルなど、気分で選びます。期間はおおよそ1か月。応募して、荷物をまとめて乗り込む。1か月暮らせればいいので、服も化粧品も最低限。足りないものは現地の商店やコンビニで買い足せばいい。

 

スタッフの寮(というか小屋)に水道がなく、朝はペットボトルに汲んでおいた水で顔を洗ったり、物干しざおがいっぱいの時はひなたの植え込みに布団を干したり。頭を使って工夫してキャンプみたいに暮らすのが楽しかったです。

 

仕事は朝から深夜まで。きつかったけど、寮に帰ると部屋はすっきりしていて必要なものは全部キャリーケース(2~3泊用)に入っている、この安心感。ものは少ない、むしろ足りないくらいなのにどうしてこんなに安心するのだろうと当時の私は思っていました。

 

今ならわかります。

それは、 目に入ってくる情報量が圧倒的に単純で少なかったから。

 

 

お風呂上がりに顔にクリームを塗るとき、汚い部屋に住んでいた頃は

 

「あ、顔に塗るクリームどこだっけ…棚の方かな。床にモノがあるからまたがないと…っと。あああ服塚が崩れた…直すのは明日でいいや。うわ、ペンのキャップ踏んだ!お?こんなところに課題に使う本が!本棚に戻すか…あれ入んないな、とりあえず押し込むか…本棚変形した?あ、そうだ、あの本読みたいけどどこだっけ…あったけど本棚ぎゅうぎゅうすぎて出しにくい…ん?何しようとしてたんだっけ…あああクリームクリーム!うおお、こんなところに探してた(以下エンドレス顔はみるみる乾いていく)」

 

ただ『顔にクリームを塗る』だけなのに、思考がこれだけこんがらがって、単純なタスクなのに膨大なストレス。

 

キャリーケース1つの生活をしていたときは、そういうストレスは一切ありませんでした。キャリーケースぱかっ!で全て見渡せるから。

 

当時の日記の中に、リゾートバイトの時の持ち物一覧がありました。

 

・フェイスタオル2枚

・ペン1本とトラベラーズノート

・仕事用黒ボトム2本

・下着3セット(全部色形同じもの)

・靴下3セット(全部色形同じもの)

・寝巻1セット

・防寒具1枚(高原の朝は冷えるので)

・化粧品と化粧落とし

・馬油

・現金とキャッシュカード

・小さいハサミ

iphone

フィルムカメラ

・文庫本2冊

・保険証

・ビニール袋数枚

・エコバック(大・小)

 

日記には「これで十分足りる」「びっくりするほど快適」とありました。

 

仕事用のトップスは支給されていたので持っていくのはボトムスだけでよかった。タオル類は薄いものにしたからすぐ乾く=2枚でOK。休日は牧場に行ってソフトクリームを食べたりモルモットを抱っこしたりするのに忙しく、ゲームなどの遊び道具は必要ありませんでした。

 

荷物が極端に少ないから、帰る時のパッキングもめちゃくちゃ楽。

ついでに帰宅後、キャリーケースの中身を片付けるのも本当に楽でした。

 

汚部屋住人だったのに、必要最低限のものは理解していたんだな…

たぶん、ミニマリストに片足突っ込んでる今の私が1か月旅に出るとしても持っていくものはあまり変わらないと思います。

 

どこかに行く度に持ち物リストを残しておくと見返したときに楽しいですね。

今ならこれ持っていくけどな~!とか突っ込みながら、次はどこに行こうか考えています。

 

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