本の読み方がわかるようになる本
どうも、本は紙派の元司書、山鳥です。
ここ最近、読書がうまくできていませんでした。
読めるのに進まなすぎて嫌になってしまうというか、スムーズに読む方法をど忘れしてしまったような感じというか。
でもスマホのまとめとかはすいすい読める…。
好きな言葉をメモしながらたくさん本を読む1年にしたいのに、遅々としてページが進まず困って手に取ったのがこの本。
「遅読家のための読書術」です。
著者の印南さんは、書評家の先生。毎日2冊ほどの本を読んでは「ライフハッカー」などにブックレビューを寄稿されています。年間700冊ほど読まれているとか…
お仕事柄、読書量がとんでもないですね。
図書館で何気なく手に取ってぱらぱらめくったら、
「選り好みせずに他人のおすすめを読まないと飽きてくる」とか、
「読書メモのとり方」とか、
こういうのが知りたかったんです!!!!私!!!!と鼻息が荒くなりました。
内容としては、
ビジネス系は速く読めるタイプの本である。ストーリー系の本はゆっくりでいい。
たった1度読んだだけで完璧に理解できなくても落ち込まなくていい。
自分の中に1つでも残るフレーズがあれば十分。むしろその1行に出会うために本を読むのが楽しい。
理解できるまで立ち止まったり引き返すよりも、とにかくたくさんの本に触れて自分の中に残る情報のかけらを集めるほうが効率が良い。
かけらはメモに残しておきましょう…という感じ。
メモは手書きでね、というのも私の好み。
いわゆる速読法ではなく、あくまで読書の方法をわかりやすく解説しています。
そっか、1回で全部理解しようとするから進まなかったのかー!自分好みの本ばっかり読んでるはずなのになんか飽きてくるの私だけじゃないんだー!!!と目からうろこでした。
あと、とても気に入ったのが「溜め込まない」をテーマにしているところ。
みっちり本が詰まった書棚も本好きにとってはヨダレものですが、私は少ないもので生きていきたいので、とても参考になりました。
呼吸と同じで、インプットばかりだと苦しくなるとのことなので、気に入った本はこうしてブログにレビューを書いてアウトプットしていきたいです。
ちなみに冒頭の私のように、スマホの記事は読めるのに本がうまく読めない理由についての考察も書かれています。
「大人になって読書が進まなくなった人」とか、「本の読み方がよくわからない」という人にすごくおすすめです。